
こんにちは。
最近、毎日読書に明け暮れているSekosiです。
今回ご紹介するのは、人気作家ひすいこたろう著『あした死ぬかもよ?』です。
この、ひすいこたろうさんの名著『あした死ぬかもよ?』は、そのキャッチーなタイトルとは裏腹に、人生の根幹を揺さぶる一冊です。
「客観的な死」が「主観的な死」に変わる瞬間
私たちは皆、頭ではわかっています。
「人間はいつか死ぬ」ということを…。
けれど、その事実を自分事として、心臓がバクバクするほどのリアリティを持って感じながら生きている人がどれだけいるでしょうか。
ひすいこたろうさんのベストセラー『あした死ぬかもよ?』は、私たちが無意識に目を背けている「死」という鏡を通じて、今この瞬間の「生」を鮮やかに照らし出す一冊です。
本書の内容:27の質問が問いかける「後悔しない生き方」
本書は、単なる精神論ではありません。
「もしあと数ヶ月で人生が終わるとしたら?」
「あなたの座右の銘は何だった?」
といった27のワーク(質問)を通じて、読者に「死」をシミュレーションさせます。
多くの人が、死の直前に「もっとやりたいことをやればよかった」と後悔すると言われています。
人は、やりたい事や、やるべき事を「いつかやろう」と、後回しにしてしまうクセがあります。
本書はその「いつか」を「今」に持ってくることで、人生の優先順位を強制的に再編集させてくれるのです。
読後の感想:逃げていた自分に突きつけられた「主観的な死」
読み終えて、一番強く感じたこと。
それは、「私はこれまで、死をどこか他人事としてしか見ていなかった」ということでした。
これまでの私にとっての「死」は、ニュースで流れる訃報や、教科書に載っているような、いわば「客観的な死」でしかありませんでした。
家族や親戚の「死」を経験したとしても、客観的なものだったと感じます。
「人は必ず死ぬ」という一般論を知っているだけで、その事実からどこか無意識に逃げていたのだと思います。
しかし、本書の質問に一つひとつ答えていくうちに、自分の中の考えは変わっていきました。
「自分もいつか必ず死ぬ」という事実を真正面から突きつけられたのです。
「死ぬ」を知ることで、初めて「行動」が始まる
客観的な知識としての死ではなく、「私自身の主観的な死」をリアルに想像したとき、初めて心の底から湧き上がってくるものがありました。
「あぁ、本当に終わりが来るんだ」
そう心から理解したとき、今まで「明日でいいや」「いつかできれば」と先延ばしにしていた時間が、いかに勿体無いものだったかに気づかされました。
私たちは、死から目を背けている間は、どこか「永遠に時間がある」という幻想の中にいるのかもしれません。
「死ぬ」という事実を自分の内側にしっかりと受け入れて、初めて、人は本当の意味での「行動」が取れるようになる。
この本は、そんな当たり前で、けれど最も大切な真理を、私の深い部分に刻み込んでくれました。
あした死ぬとしたら、あなたは何をしますか?
ここまでの内容を読むと、この本なんか暗そう…。
と、思ってしまうかもしれませんが、そんなことはなく、決して暗い本ではありませんでした。
暗い本・ネガティブな本ということではなくて、
むしろ、「死」を直視することで、今吸っている空気や、隣にいる人、今日という一日の輝きを何倍にも増幅させてくれる「希望の本」なのかもしれないなぁと思います。
- やりたいことがあるのに一歩が踏み出せない
- 毎日がなんとなく過ぎ去っていく感覚がある
- 「自分らしい生き方」が何かわからなくなっている
そんな方にこそ、ぜひ手に取ってほしいと思います。
「あした死ぬかもよ?」
この問いを自分に投げかけたとき、あなたの物語は、今日から本当の意味で動き出すはずです。
文庫本版はこちらです‥↓

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